第43章 休息を取りに
ハッキリと見える視界に緑に輝く大樹。
なんだ、大樹は無事かと安堵の息を漏らす。
しかし、次第に地響きが鳴り大樹が今にも落ちそうになる。
黒い霧が立ち込め、それはつむじ風のようにサランを包んだ。
(な、なんなの!?なんで?何が目的なの!?
…あれは?なんのマーク?)
キョロキョロと見回しているとキラリと光る大きな何かが見えた。
(2つの頭の…鳥?
もしかしてこのマークが何か関係してるのかな?)
どこかで見た事あるようなマークにサランは、また頭を抱えた。
必死に今までの似たようなことを思い返す。
しかしモヤがかかっているみたいで上手く思い出せない。
誰だっけ?見たことあるようなマーク…
どこで見たっけ?