第42章 自分に出来ること
不思議な形をしていていかにも魔法の鍵っぽかった。
「これで行けなかったところも行けるようになるじゃろう。」
「そう言えば、この辺に鍵がかかってて開かない扉がありましたね。
ひとまずそこを開けてみませんか?」
セーニャがふと思い出したのは宿から出てすぐの所に有る建物の事だった。
「そうじゃな、使えるかどうかは確認するとしよう。」
宿を出て階段を上がると確かに鍵のかかっている部屋があった。
カチャリと何かがハマる音がする。そこまで重くはないがしっかりした扉が開きブレイン達は何かないかと探す。
あったのは装備レシピくらいだった。
「ひとまず、開けられることがわかったから
そのオーブがありそうな宝物庫へ向かうとしよう。」
バンデルフォン地方にはネルセンの宿屋がある。
1度そこで荷物を下ろしてから宝物庫へと向かう。
「おぉ!あったぞい。さぁブレイン。
その鍵で開けてみとくれ。」
ブレインが鍵を開けると中には3つの宝箱があった。