• テキストサイズ

月夜の歌姫

第42章 自分に出来ること


左の宝箱をベロニカが開ける。

「こっちは、レシピだったわ。
王子様と姫の秘密だって」

右側の宝箱はセーニャが開けた。

「こっちには精霊石がはいってますわ。
とても貴重な材料なので大切にしなくては。」

そして、真ん中の宝箱はブレインが開けた。

「おぉ!パープルオーブじゃな!
これでいよいよ残るオーブはあと1つじゃな。」

それを聞いてサランはまた顔を曇らせる。
その様子を見ていたシルビアが優しく肩に手を乗せる。

そんなシルビアを見て困ったようにサランは笑った。

「さて、オーブも見つけたことだしひとまず次のオーブを探す前に休息を取るとしよう。
そういえばブレインはホムラの里に行ったことあるとか?
そちらでちとのんびりしたいと思っておってな。
何でもあそこは蒸し風呂がとても良いと聞いている。」

「あぁ、俺たちはそこでベロニカとセーニャに会ったんだ。」

カミュの説明にロウは嬉しそうに笑った。

「では行くとしようかの。」

宝物庫から出てブレインはルーラを唱える。
便利なことにルーラは1度立ち寄った町に一瞬で向かうことが出来ると言う。

ブレイン達はみんなでホムラの里に向かった。
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp