第37章 その目的は?
宿屋の旦那から適当な情報をもらったブレイン達は急いでサラン達と別れたところに来る。
そこにはサランの姿はなくメルが1人彼らを待っていたかのように歩き出した。
「変ねぇ…サランにメルちゃんをお願いしたのに、どこに行ったのかしら?」
シルビアが1人でいるメルを不思議に思った。
「1人でどこかに休んでるとかじゃないのか?」
「そんなことないと思うわ!サランはそんな無責任なことするような子じゃないわ。何か事情があるのよきっと!彼女に何もないといいけど…」
カミュの言葉に一種の不安をシルビアは感じた。
「とにかくその子に聞く方がいいと思う。早く追いかけよう!」
ブレインが駆け足でメルのことを追いかけた。