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月夜の歌姫
第3章 サーカスの歌姫
まるで女神様に仕える天使のような姿。
あどけなさが残っている可愛らしい顔。
ふわっと揺れる薄ピンクの髪。
どこをどう見ても天使に見えた。
「綺麗…」
ニコスの心の声が漏れる。
それはシルビアとサランに聞こえていたかは定かではない。
「これ、私の芸が霞んで見えちゃうわね。
さあー!もうすぐ開演だから行きましょう!」
満足気にシルビアは笑い2人を連れてリハーサルに向かった。
やがて時間が流れサーカスが開演する時間になる。
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