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月夜の歌姫

第37章 その目的は?


サランはすかさず、戦う時に使っている短剣を出して警戒をする。

茨が龍の首みたく伸びてサランを襲った。
茨の先から口のようなものが現れ、サランを吸い込もうとする。

(まずい…食べられる!)

サランはすぐに跳び茨を切りつける。
茨はその痛みによろよろとよろめくがすぐに別の茨が攻撃をしてきた。
軽い身のこなしで避けようとしたが避けた先にさらに別の茨がサランを襲った。
バシンと大きな音を立てサランの体は地面に叩きつけられる。

パキン

叩きつけられた衝撃で戦闘に使っていた短剣が折れてしまった。
そして茨は大きな口を開けサランを吸い込もうとした。

(やられる!)

目を瞑り覚悟をした。
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