• テキストサイズ

月夜の歌姫

第33章 幽谷の怪鳥


旅の終わりがどんなものなのかサランは正直不安で仕方なかった。
虹色の枝が時折見せるその光景は破滅の道を行く。

誰が? どうして? どうやって? なんのために?

そんな未来は避けたい、止めたい。

しかしどうやって?勇者を倒す?
オーブを壊す?

ーーーーー分からない。

きっと違う、他に方法があるはず。

そう思いたいと強く願えば願うほど、どうすればいいかサランには分からなくなっていた。
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp