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【R18】コナン短編集【赤井秀一・降谷零】

第2章 Trick or Treat !?


降:「もちろん!誰にも任せられないからね」

『任せられない?』

降:「そうだよ。川崎さんの任務だよ。準備して良いのは、僕だけでしょ?」

『確かに、そうですね…ありがとうございます。私のサイズをご存知だということに驚いて、つい動揺してしまいました』

降:「君のサイズか…そうだね、僕の特殊能力とでも思っておけばいいんじゃないかな?」

「これ以上の質問は受け付けない」という笑顔を私に向ける降谷さん。
いつもその笑顔に私は気圧されてしまう。

降:「ねぇ。それよりも、早く着てみて」

『え?ここで、ですか?』

降:「そうだよ。今から潜入捜査だからね。庁舎内の更衣室は使えないよ?僕たちの仕事は秘密裏に行われるものでしょ。それに仮眠室には、猛者たちが寝ているだろうし…あ!僕は外から施錠して、風見と最終打ち合わせをしてくるから、安心して」

『そういうことだったんですね…承知しました』

「降谷さんの目の前で着替えろ」と言われたかと勘違いしていた自分を、恥ずかしく思う。

降:「ああ…それとも…」

急に私との距離を一気に詰めて来た降谷さん。
いつも相手を射抜く様な瞳が細められ、色気を含んだ表情で私を見つめている。

降:「僕に着替えさせられたいのかな?」

『…な…っ…』

降谷さんの急な行為に、私は息が詰まって身動きが取れなくなった。

降:「僕は、それでも構わないよ?」

『ふ…降谷さん…』

降:「脱がしてあげようか?」

私が言葉を継げないことを同意と取ったのか、降谷さんの手が私の腰あたりに添えられる。

『セ…セク…んぐぅ…!!?』

私の絶叫が響き渡る前に、降谷さんによって口を封じられていた。
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