第1章 永遠の番(場地圭介α×松野千冬Ω)
番になってからすぐに場地さんは、東卍を抜けて芭流覇羅に入った。
場地さんが芭流覇羅に入る為の踏み絵になって、意識がなくなっても殴られ続けた。
それでもオレは場地さんを信じてる。
東卍を抜けて芭流覇羅に入ったのも、何か考えがあるからだ。
オレは相棒になったタケミっちと一緒に、場地さんの力になる為、場地さんを救う為、行動した。
そして、10月31日、芭流覇羅との決戦の日になった。
殴って殴られてを何度も繰り返し、稀咲が出てきたことで場地さんも出てきた。
一虎に刺されても、かすり傷だと言い、たった1人で参番隊50人を倒し、稀咲を追い詰めたとこで、血を吐き、倒れてしまった。
どうして、場地さん・・・。
場地さんは死んじゃいけない。
その後、マイキーくんに一虎を殺させない為に、自分の腹を刺した。
「オレはオマエには殺られねぇよ。」
「場地さぁん!!」
どうして・・・どうして、嫌だ、嫌だ・・・嫌だっ・・・!!
場地さんは永遠にオレの番でしょ・・・?
相手が死んだら、番は勝手に解消されてしまう。
オレは倒れた場地さんを抱えた。
「千冬ぅ。」
「はい。」
「ペヤング食いてぇな。」
「・・・・・・買ってきますよ。」
「半分コ、な?」
涙が一気に溢れてきた。
場地さんはニコッと笑う。
「ありがとな、千冬。」
それから場地さんが話さなくなった。
「場地さん・・・?」
呼吸すら上手く出来なくなり、涙が溢れて止まらない。
「場地さぁぁん!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」
場地さんは東卍を・・・宝を守る為に、1人で戦ってた。
オレはそれをわかってたのに・・・。
「守れなかった!!救えなかった!!」
どうしようもなく、胸が苦しくて痛い。
もう場地さんがいないなんて、信じたくない。
信じたくないのに、オレの中から場地さんが消えていく。
番が解消されていく。
「場地さん・・・場地さんはオレの永遠の番です。」
それからオレは一生外れない、首輪をつけた。
永遠の番(場地圭介α×松野千冬Ω)
end.