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【ONEPIECE】青 銅 の 剣 と 番 犬

第1章 ラビスタ編〝未来の海賊王へ〟



「ふふ、それはあげたかいがあったな」

 ビビから離れてナミの方へ向かえば、一緒に何か話していたことを察し、話を切ってしまったのでわないかと申し訳なさそうに謝るナミにキルマは「大丈夫」と、ビビは笑顔を見せ首を横に振った。

「私も、そろそろ寝ようかしら」
「そうね。そういえば、キルマくんどこで寝るか考えてなかったわね」
「僕、外で寝たいな」
「外? それじゃあ床になっちゃうわよ? それにずっと外じゃ多分寒いわよ、明日は雨が降るってサンジさんが…」
「大丈夫、ここの気候には慣れてるんだ。それに、久々に外泊するから床で寝たいんだ」
「床で寝たいなら構わないけど…」
「うん。それに…この船は不思議だね。すごく暖かい。」
「「あったかい?」」

 ナミとビビが口をそろえて呟いた。

「うん、今まで他の海賊船にの乗ったことがあるけど、この船はちょっとなんか違う。床暖でも付いてるの?」
「そんなもの付いてないわよ? …私達は何も感じないけど…でもまあ、そうね。私たちと共に冒険する仲間だもの。私達はこの船でこの世界」

「へぇ、それはいいね! 名前はなんて言うの?」
「メリー号、ゴーイングメリー号よ。じゃあ私毛布をこっちに乗ってくるわね。 はいこれ、好きな時に食べていいわよ」

 キルマの手を引くとその手のひらにポンッと乗せられた手の平に収まるみかん。ナミはそのまま男部屋へずかずかと入り毛布を取りに行ってしまった。
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