第1章 理想のペアと自動販売機
高校生①「いや、そうじゃなくてな」
高校生③「じゃあ、何だよ?」
高校生①「最初から言おう。なあ、知ってるか? この合宿所におれらの知らない自動販売機がどこかに設置されてるってことを」
高校生②「噂で聞いたことはあるけど本当にあるのかぁ?」
高校生③「さあな。探しに行きたいとこだけど面倒くさいな」
高校生①「えー、どんな自動販売機か気にならないのか? お菓子の自動販売機かもしれないぞ」
「え?」
今の高校生①が言っていた言葉がよく耳に入った丸井は目を輝かせていました。
高校生②「お前がお菓子って言うなら、俺は野菜や果物の自動販売機かな」
「ん?」
次に木手が高校生②の言葉を聞き、ゴーヤーのある野菜の自動販売機のことを想像し、メガネを光らせます。
高校生③「両方ともあったらいいな。あーあ、このあと、ぼくらだけのミーティングがなきゃな……」
高校生②「面倒くさいよな。上のナンバーコートを狙うための作戦会議というより雑談になってるしな」
高校生①「そんなこと言うなよ。楽しいからいいじゃねえか」
と、会話し、高校生3人は飲み物を持ちながら、上の階へ戻って行きました。彼らが行ったあと、