• テキストサイズ

理想のペアと自動販売機

第1章 理想のペアと自動販売機



 理想のペアがしばらく打ち合っていたとき、高校生2人が通りかかりました。



 高校生⑨「なあ、この合宿所のどこかにいろいろな食べ物の自動販売機があるって知ってるか?」



 高校生⑩「知ってる、知ってる。その自販機、不思議と自分の好きな食べ物があるんだよな。ああ、食いてえー」



 高校生2人の会話が聞こえた理想のペアは打ち合うのを止めます。



 「なあ、木手、明日暇か?」
 丸井が風船ガムを膨らませ、コートの向かい側にいた木手に尋ねると、



 「ええ、明日は午後が確か早あがりでした。そのあと、空いてますよぉ」
 木手はメガネをきらんと光らせた状態で答えました。



 「いろいろな食べ物の自動販売機、探しに行かないか?」



 「名案ですねぇ」



 理想のペアの密かな自動販売機探索はいろいろな食べ物の自動販売機を発見したところで満足します。丸井はお菓子、木手はゴーヤーを含む野菜を手に入れることが出来、仕合わせを噛み締めるのでした。



          終わり
/ 27ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp