第1章 理想のペアと自動販売機
高校生⑥「よく答えが分かったじゃん」
高校生⑦「最も、2人がポケットからシール付きのボール取り出した時点でこりゃ、正解の答えが分かってしまったかなって気はした」
高校生⑧「お前らの勝ちだ。約束通り、ちゃんと用件を聞こう」
「ありがとうございます」
丸井がお礼を言ったあと、続けて用件を言った木手です。
「オレたちのまだ知らない自動販売機が合宿所のどこかに設置してあるとの噂を耳にしましてね。あなた方の中にそのことを知っている人物がいらっしゃることを他のナンバーコートのメンバーから聞いて知りました。あなた方、何か知りませんか?」
高校生⑧「ああ、オレのことだな」
「そういえば、ここにいる3人の中で1番身長が高いだろい」
「この中ではあなたが1番身長が低いようですがね」
「木手ぇ……」
苦笑していた丸井でした。
「ふん、丸井くん、探していた人物、見つかりましたよぉ」
「ああ、身長のことは置いといて、例の自販機のこと知ってる人が見つかって良かった」
高校生⑧「噂になってる自販機、どこにあるか知りたいのか?」
「はい」
「ええ」