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理想のペアと自動販売機

第1章 理想のペアと自動販売機



 高校生⑧「本当はテニスで試合をしたいところだが、野試合禁止だからな。これから、ルールを説明する。おい、ボール100個入ったカゴを持ってきてくれ」
 高校生⑧に頼まれた高校生⑥と⑦は、カートに乗せたボール100個入りのカゴを持ってきます。



 その直後、何と高校生⑧はカゴを倒してしまいました。ボール100個、その辺に転がりました。丸井と木手の足元に何個か転がってきたボールや、少年たちの後ろを通り過ぎ、少し遠くの方まで転がって行ってしまったボールも何個かあります。



 高校生⑧「ルールは簡単だ。オレの持ってる缶ジュースのかたちのシールが貼ってあるボールを3個見つけるんだ。シールの貼ってあるボールを3個見つけたあと、残りの97個はサーブで打ってカゴの中に入れるんだ。ボール97個カゴの中に入れ終わったあと、向こうの自動販売機にいるから、声を掛けてな。んじゃ、ゲームスタート!」



 高校生⑧はルール説明後、高校生⑥と⑦を連れ、行ってしまいました。丸井と木手はまず、缶ジュースのかたちのシールが貼ってあるボール3個、探し始めます。



 丸井は1個ボールを見て缶ジュースのかたちのシールが貼ってなかったらその場に戻すことを繰り返し、木手は1個ボールを見て缶ジュースのかたちのシールが貼ってなかったら、その場に戻さず自分の決めた位置にハズレのボールを転がし、はじきながら探していました。
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