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理想のペアとカレイドスターズ

第1章 理想のペアとカレイドスターズ



 「行こうか、木手」



 「行ってらっしゃい」
 そらが見送っていると、レオンが戻って来ます。



 「何を言ってる。そら、お前も来い」



 「え、私もですか!?」
 大げさなリアクションしたそらです。



 「パートナーだから当然だろう」
 レオンは穏やかに笑い、先に行きます。



 「…はい、わかりました」
 ドキドキしながら返事をしたそらも微笑し、理想のペアとトレーニングルームへ移動しました。



 「まずは腕立て伏せを100回しろ。終わったら向こうにある一輪車に乗ってオレがいいと言うまで室内を回れ」



 「はい」



 「一輪車ですか」



 「やろうぜ、キテレツ」



 「はあ」



 レオンの言う通り、丸井と木手は腕立て伏せ100回を始めます。



 「そら、お前はまだ基礎がなっていないところがある。オレがいいと言うまで空気イスだ」



 「え、空気イス…」



 「やらないのか?」



 「やります!」
 最初はえーと言っていたそらでしたが、真剣にレオンの特訓を受けていました。膝を直角に曲げ、姿勢を維持します。



 「苗木野さんも大変そうだな」



 「空気イス、キツいですからね」

 理想のペアは少し会話をしたあと、腕立て伏せ100回を終わらせました。次に一輪車に乗り始めます。
 
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