「マヨイガ×KZ」マイマイ、探偵チームKZに入る!?
第1章 マイマイ、探偵チームKZに入る!?
「ああ、ぜひ入りなよ」
「でも、探偵って頭がかなり良くないとダメなんじゃ……」
「そういえばそうだ……」
高校生ドゥーがそう言ったところ、高校生アンが片手で彼の口をふさぎ、
「助手をやってくれるだけでも、すげえ助かるんだけど」
と、マイマイをKZの仲間に誘っていたのでした。
「えー、でも、ずっとは出来ないし……」
マイマイが困っていると、
「1日だけ。1日だけでいいから」
高校生トロワが言ってくれたことで、1日だけならいいかとマイマイはオーケーします。
「乗った!」
「早速だけど、秀明ゼミナールに通っている子たちに困っていることないか、君に聞き込みを開始して欲しい」
高校生アンに頼まれ、
「わかった」
マイマイは、ちょうど秀明ゼミナールの中から出てきた小学校高学年くらいの1人の女の子と4人の男の子に声を掛けようとしました。
5人の小学生の姿を見た高校生たちは慌て出し、
「やべ……」
「じゃ……」
「あとは任せたよ」
「………失礼します」
高校生アン、ドゥー、トロワ、カートルは走り去ってしまったのです。