「マヨイガ×KZ」マイマイ、探偵チームKZに入る!?
第1章 マイマイ、探偵チームKZに入る!?
「俺たちかい?」
高校生アンが自分の方を指を指し、
「よくぞ聞いてくれました」
高校生ドゥーは両手の手のひらをマイマイの方を向け、
「ぼくたちは“探偵チームKZ(たんていチームカッズ)”って言うんだ」
高校生トロワが自分たちのことを紹介したのでした。
「………」
高校生カートルは静かに立っていました。
「KZ(カッズ)って、何かのスポーツのチームみたいですね。カッコいいです」
感激しながらマイマイは両手を握り合わせます。
「確かにスポーツのチームみてえだよな」
高校生ドゥーがそう言うと、
「おいお前……」
高校生アンが焦った表情で彼を見ました。
「探偵ってことは、事件を解くあの?」
マイマイが人差し指1本立てて聞くと、高校生トロワが返事をします。
「ああ、そうさ。秀明ゼミナール周辺で起こっている事件をぼくたちが解くんだ」
「へえー、カッコ良いですね。では、あたしはこの辺で」
と、マイマイが帰ろうとしたところ、高校生アンが引き止めました。
「君も、探偵チームKZに入らない?」
「え、KZに?」