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「マヨイガ×KZ」マイマイ、探偵チームKZに入る!?

第1章 マイマイ、探偵チームKZに入る!?



 「行く確率の高い場所か。図書館だな。そこにもよく付き合わされたよ」


 「図書館か。ありがとう」
 マイマイは土門にお礼を言ったあと走り出し、黒木のメモに書かれてあった他の秀明ゼミナール生を何人かあたります。


 八百屋の手伝いをしていた玲野(れの)や、カフェでアルバイトをしていた芽家(めいえ)に尋ねても、同じ答えが「図書館」と返ってきました。


 マイマイは偽KZが図書館に行くまでのよく通る道も他の元秀明ゼミナール生に聞き回り、ようやくルートが絞れてきます。それは、図書館より東にあった噴水公園でした。


 「ここがそうね」
 元秀明ゼミナール生に書いてもらった分かりやすい地図で噴水公園までマイマイは来て待ち伏せしました。すると、やはり偽KZは現れ、マイマイに声を掛けてきたのです。


 「あれ、君はさっき会った……」
 高校生アンが驚いた表情でいましたが、言い終えたあとはニッと笑っていました。


 「あのときは急に用事を思い出して、いなくなってごめんね」
 と、ウソも交えて言ってたのは高校生ドゥーです。


 「それで、秀明ゼミナールに通っている子たちに困っていることって聞いてくれたかな?」
 高校生トロワが聞いていましたが、


 「って、今日聞ける話じゃないでしょう」
 そう高校生カートルがツッコみ、偽KZはハハハと笑い合っていました。
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