• テキストサイズ

「マヨイガ×KZ」マイマイ、探偵チームKZに入る!?

第1章 マイマイ、探偵チームKZに入る!?



 「ううん、笑わない。あいつらが悪いんだし。それで、あいつらがよく行きそうなところって分かる?」


 「あいつらがよく行きそうなところか。デパ地下の駐車場とか、この近くの公園とか、河原とか。あとは……」


 「待った、待った、そんなにあるの?」
 まだ偽KZのよく行きそうなところを九山が言いそうなところを、マイマイが止めました。


 「ごめん。本当のところ、あいつらがよく行きそうな場所、知らないんだ」
 と、九山が正直に言います。ガッカリした表情になったマイマイは、


 「えー、そうなんだ。ありがとう」
 そう言い去ったあと、黒木のメモに書かれてあった次の元秀明ゼミナール生を探しました。


 黒木のメモをもとに、運動公園の方まで行くと、元秀明ゼミナール生の姿があったのです。


 「すみません、ちょっとお聞きしたいんですけど」
 マイマイが話し掛けると、運動公園で走っていた彼が振り返ったあと、伊在井(いざい)と名乗りました。


 「オレ、あんまり、あいつらのことを思い出したくないから、走って気を紛らわせていたんだけど」


 「ごめんなさい。そうだったんだ」
 マイマイも思い出したくない過去のことがあったため、伊在井の気持ちは理解出来ていたのでした。マイマイは彼に深く頭を下げます。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp