第1章 マイマイ、探偵チームＫＺに入る！？

　「マイマイさんスカウトのところで本物KZの僕たちが来て彼らは退散がさっきの出来事だね」


　「あ～い～つ～るぁ～！」
　本物KZの推理を耳にしたあと、マイマイはますます怒り、彩たちの目にはマイマイが怒りに燃えているように映っていました。


　マイマイは黒木から偽KZの被害に遭った元秀明ゼミナール生の居所を聞いてメモし、秀明ゼミナールを飛び出して行きます。


　秀明ゼミナールを飛び出すときのマイマイの走るスピードに彩たち５人は、まるで大人気ゲームのとても足の速い主人公みたいだと言っていました。


　偽KZを懲らしめるため、マイマイは元秀明ゼミナール生を探します。黒木のメモ通り、元秀明ゼミナール生は、コンビニの前に置いてあった自転車のサドルにまたがったまま、何かを食べていました。おにぎりでした。


　「すみません、ちょっとお聞きしたいんですけど」
　と、マイマイが話しかけると、元秀明ゼミナール生の彼は、おにぎりを食べるのを途中でやめ、袋の中にしまいました。


　「はい」
　彼は返事し、九山（くざん）と名字だけ名乗ります。


　「あなたが偽KZの被害に遭った人ね」


　「まあな。笑っちゃうだろう。女子に変装させられて偽者のKZを騙ってたんだから」