• テキストサイズ

「マヨイガ×KZ」マイマイ、探偵チームKZに入る!?

第1章 マイマイ、探偵チームKZに入る!?




 「思ったより数が多いね」


 「見た通り、日に日にエスカレートしているのが分かるな」


 小塚と若武も黒木の両脇から上杉のノートを覗き込んでいました。


 「ますます、あいつら許せなくなったよ」
 と、マイマイは高校生の彼らを想像しながら怒ります。


 「先生も偽KZの件は噂で知ったよ」


 「おっと、先生」
 若武が開いてあった上杉のノートを閉じ、メンバーと後ろを振り返りました。


 「あのあと、秀明ゼミナールをやめる生徒が偽KZの被害の度に増加しているよ。それで、先生も困っているんだよな」


 「先生…」
 彩が同情の眼差しで塾講師を見ます。


 「事件の解決を頼めるのは本物の君たちだけだな。頼んだぞ、KZ」
 塾講師はそう言ったあと、隣の教室へ行ってしまいました。


 「で、リーダー、このあとどうする?」
 黒木が若武に尋ねると、若武はうーんと考え込みます。


 「せっかく、犯人が分かっていても多分、犯人4人はオレたちに警戒して秀明ゼミナールに現れないと思うぜ」
 と、彩の隣に来て上杉が言いました。


 「そっか、高校生アンたちがいつもこの辺に来るとは限らないもんね。とはいえ、アンたちが普段、どこをうろうろしているのかも不明だもんね」
 彩がこれまでのKZの活動ノートを開きます。新しいページに今回の事件の会議のことやメモを記録していました。
 
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp