「マヨイガ×KZ」マイマイ、探偵チームKZに入る!?
第1章 マイマイ、探偵チームKZに入る!?
「マイマイ、歓迎する!」
若武は拍手をし、マイマイの左肩に片手を置きます。
「呼び捨てだし。あたしもじゃあ若武って呼ぶぞ」
ニヤリ顔したマイマイでした。
「今日のKZの活動だけど、ニセモノのKZの話がちょうどあがっていたから、そのことについて話し合おうか」
小塚の言葉に若武は頷き、1日だけですが探偵チームKZの仲間に加わったマイマイは彩たちと秀明ゼミナールの自習室へ案内されました。
「単刀直入に聞こう。あいつら(ニセモノのKZ)、どうする?」
自習室にみんなが集まってから、KZのリーダーの若武が意見を聞きます。彩はこのとき、書記担当のため、ノートを広げて鉛筆を持ち、メモの用意をしていました。
「はい、懲らしめたいです! 騙されかけていたので!」
マイマイがすぐ手をあげ、そう答えると、黒木と小塚が笑っていたのでした。
「マイマイの気持ちは解った。あいつらの行動に実はオレたちも大変困っている。では上杉くん」
と、若武は上杉を指していました。
「面倒くせー。オレが説明かよ。オレたちニセKZのことを仮に高校生アン、ドゥー、トロワ、カートルと呼んでいます。KZと名乗って悪いことしてる連中の名前を覚える必要はありませんからね」