第2章 丸井VSアイチ、木手VSカムイ! イメージ先はテニスコート!
アイチの提案により、丸井たちはヴァンガードのカードファイトを始める前にイメージをしていました。そのイメージとは、惑星クレイにあるテニスコートでした。イメージの続きは、ヴァンガード同士でワンセットマッチを繰り広げていきます。
「カードゲームをしながら、テニスプレーをイメージか。アイチくん、それナイスだろい。惑星クレイ、本当にありそうだなぁ」
丸井が片手を使ってグッドサインを送ると、
「ブン太くん、照れるよ」
アイチは片手を後ろ頭にやります。
「あんたもイメージ出来たか」
カムイがにっと笑って木手に聞くと、
「早く始めませんか。ヴァンガードファイトとやらを」
少年はメガネを光らせ、デッキをシャッフルしていました。
「くーっ、何かまるでどっかの誰かサンを相手にしてるみてぇ……」
カムイは櫂をチラッと見て言っていたのでした。櫂は両腕を組んでシオンと並び、理想のペアとアイチたちの様子を見ていました。
櫂の視線を感じたアイチは櫂と目が合いますが、櫂がそらしてしまいます。アイチはしゅんとなっていました。そんな少年を見て丸井は何度か瞬きし、風船ガムを膨らませます。