第4章 (最終章)理想のペアと便利屋ダンジ
「カードキャピタルのヴァンガード出張講座です。ここにいる4人、チームQ4(キューフォー)のメンバーと出るイベントでした」
「すごい!」
感激をしているユウユに、
「おー、ユウユ、行きたいか。オレがお客様とタイヤのパンク修理に行ってる間、参加してみたらどうだ?」
こう提案したダンジです。
「はい!」
ユウユは喜び顔で頷きました。
「君もヴァンガードを?」
アイチがユウユに聞きます。
「はい、やってます! でも、まだ初心者です」
「わかった。オレ様が教えてやるよ」
「あ、ありがとう坊や」
「オレは坊やじゃ……」
ユウユに坊やと呼ばれ、複雑そうなカムイです。
「おっ、君たちはチームQ4(キューフォー)の仲間か?」
ダンジが丸井と木手に話し掛けます。
「いえ、そこの合宿所で泊まってる中学テニス部の者です」
と、返事した少年は丸井です。
「何か困ってることないか? 今なら無料サービスだ」
「うーん、何か困ったことあったっけ?」
木手に丸井が振ると、木手は1つ思いつきます。
「そうですねぇ、この間の大雨の土砂崩れの影響でいつもの業者から合宿所に来る惣菜類の配達が遅れてるそうです。惣菜類が好みの人が何名か合宿所にいらっしゃるので、何とかならないものかと」