第3章 丸井VSシオン、木手VS櫂、イメージ先はバラバラ!?
「あなたの勝手なイメージでは?」
「ふっ、そういうことにしておくか」
櫂は自分のデッキを片付け、両手をポケットに突っ込み、新田店長とミサキたちのいるところに行ってしまいました。
「ふん」
木手は櫂の背中を見て微笑し、丸井とシオンのファイトを見に行きます。
丸井とシオンのファイトは4ターン目に入り、丸井のターンに入るところでした。
「実は隣が気になって手が止まっちまってた」
「僕もさ。丸井くん、このターンで決着をつけよう」
「ああ」
丸井は頷き、山札から1枚カードを引きました。このとき、丸井はサーブを打つイメージから始めます。
「………」
シオンのイメージは、少年と丸井がお互い騎士の格好をしていて、丸井が剣をかまえている姿を見て、シオンも剣をかまえます。
「リアガードのオラクルガーディアン ワイズマンを退却させ、フリップ・クルーニーをコール。あと残りの2枚の手札を全て使うぜい。フローラル・メイガスとビームシャワー・タートをコール」
「………」
シオンは緊張の面持ちで丸井と丸井側のヴァンガードサークルと交互に見ていました。