第3章 丸井VSシオン、木手VS櫂、イメージ先はバラバラ!?
「ということは……」
カムイがげんなりとした表情をしていると、櫂はにやりと笑います。
「アタックがヒットしたため、オーバーロードをスタンド。ヴァンガードにアタック」
「……もうガード出来るカードは持っていません。降参しますよぉ」
ゲームアンドマッチ櫂、6ー4(シックスゲームトゥフォー)をイメージした木手は目を閉じていました。櫂は木手の隣まで来て話し掛けます。
「さっきの葛木とのファイトの3ターン目、葛木がアイチによそ見をしている間、君が退却させたクリティカルトリガーの要素も含まれているチアガール エルザを山札にこっそり素早く入れ、クリティカルトリガーが2回出るよう仕組んだな」
「ふっ、あなたにはバレていましたか。まあ、丸井くんにもイカサマ疑われていましたがね」
「くそー、あのときかー! 油断したー! っていうか、こらー!」
イカサマを使った木手にプンプンしていたカムイでした。
「ファイト中、よそ見をしているお前もお前だ」
櫂は両腕を組み、片目を閉じ、カムイに言いました。
「くー、お前のそういうところがハ・ラ・タ・ツー! もういい、アイチお兄さーん」
カムイは丸井とシオンのファイトを見に行っていたアイチのところに行ってしまいます。
「イカサマは良くないが、ファイトをして君は底まで悪くない」