第2章 丸井VSアイチ、木手VSカムイ! イメージ先はテニスコート!
「いいでしょう。このままアタックを続けます」
「このターン、終わったら、あんたの負けは確実だぜ」
「オレは勝ちますよ。何が何でもね」
「ぷっ」
「ブン太くん?」
アイチは、吹いた丸井の横顔を見ました。
「いや、木手がヒールな役みたいになってるからさ」
と、アイチに笑顔を向けた丸井です。
「サイクロン・ジョニーの支援により、至宝ブラックパンサーでヴァンガードにアタックします」
「通さねえぜ。ガード」
カムイは手札からグレード0のカードを出し、至宝ブラックパンサーの攻撃を防ぎます。
「グレイトフル・カタパルトでヴァンガードにアタックします」
「ノーガード」
「いいんですか? ガードなしで」
「ああ、クリティカルトリガーが2回連続で出る確率は低いからな」
「2回出たらどうしますか?」
「ぐっ、いいから早く攻撃、攻撃。アイチお兄さーん」
カムイはちょうど目が合ったアイチに手を振り、
「ふっ」
少年に手を振り返したアイチです。
「ツインドライブ、1枚目、クリティカルトリガー。2枚目……」
「何ー!?」
カムイは木手がツインドライブで2枚目を引いたカードを見て顔を真っ青にさせていました。