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理想のペアとスタンドアップヴァンガード!

第1章 理想のペアとチームQ4(キューフォー)と?



 「あ、すみません、ここの方ですか?」



 「いえ、泊まり客です」
 緑の髪の青年の質問にそう答えた木手にあえなく丸井がツッコミを入れます。



 「確かに泊まってはいるけど、客じゃないだろい」



 「君たちは門前の看板に書いてあるUー17(アンダーセブンティーン)の合宿所で何か強化合宿をおこなっている選手ですか?」



 「はい、そうですねぇ、テニスの」
 と、緑の髪の青年からの次の問いに木手が答えると、彼は感激していました。



 「おおー、テニスの! 見たところ、あなたたち、すご腕の選手ですね! アイチくんたち、来て下さーい!」
 緑の髪の青年に呼ばれ、ワゴン車の中で待っていた青い髪の男子中学生と茶髪の男子高校生、小学校高学年の黒髪の男子と銀髪のロングヘアの女子高校生が車から降りてきます。



 丸井と木手は車から降りてきた少年たちを見て、目をぱちくりとさせていました。



 「ほら、自己紹介、自己紹介。僕はカードキャピタルと言うカードショップの店長をしています、新田(にった)シンです」
 新田と名乗った緑の髪の青年の次に、丸井と木手と年が変わらないくらいの青い髪の男子中学生が口を開きます。
 
 
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