第2章 丸井VSアイチ、木手VSカムイ! イメージ先はテニスコート!
「あんなにうろたえるキテレツ見るの初めてだな」
と、丸井が言っている間にも、チャラ男は少年に接近してきます。
「ねえ、ドライブ行こうよ」
「オレは男だろい……」
丸井の手をとってきたチャラ男に苦笑の少年です。木手はまたチャラ男を睨みました。
「確保!」
突然、チャラ男は婦警に捕まります。婦警の護身術が強く、チャラ男は痛がります。
「アデデデデデデ!!」
「何でこんなところに来てまで少年ナンパしてるのよ。え?」
婦警が厳しく尋問すると、サングラスが外れそうになっていたチャラ男はサングラスの縁を両手で持って直し、
「アデデデデデデ、オレはただ道に迷ってただけだって! イデデデデデデ、ウデデデデデ!」
と、言いました。
「ウソおっしゃーい!」
婦警はさらに護身術を強く使うと、チャラ男は痛がります。
「エデデデデデ、オデデデデデ!!」
「あ、君たち、この男は私が向こうで取り調べしているから。カードゲーム、するとこだった?」
「はい、そうです」
アイチが返事をすると、婦警はニコッと笑い、
「私もカードゲーム好きなのよ。ファイト! それじゃ、ほら、私と向こうにさっさと行く!」
チャラ男を捕まえたまま、行ってしまいます。