第1章 くノ一とアイカツ!
やがて、迎えのヘリコプターが到着し、いちごたちは山本先生とユキ、トモミ、おシゲに手を振り、ヘリコプターに乗って行ってしまいます。
いちごたちを見送ったあと、山本先生はユキたちと忍術学園に戻りました。
一方、いちごたちが何者か探るため、北の崖まで忍び足でついて行っていた山田利吉は、忍術学園の教師をしている父の伝蔵に、スペシャルアピールで稗田八方斎を虜にしたすごいアイドルくノ一たちすなわちいちごたちのことを伝えていました。
けれども、父の伝蔵は、すごいアイドルくノ一たちがいるなんて夢物語だと、息子の話を信じてくれませんでした。
「アイカツ、アイカツ、アイカツ……」
「残り2往復追加しよう」
「アイカツ、アイカツ、アイカツ……」
スターライト学園に無事、帰ったいちご、あおい、美月は今回忍術学園で覚えたことをスペシャルアピールにつながる練習に取り入れていました。匍匐前進をしています。
そのおかげか、スターライト学園の生徒たちの間でしばらく、忍者修行のような練習が流行ったのでした。
終わり。