第1章 くノ一とアイカツ!
遠い場所へモデルの仕事に行っていた星宮いちごと霧矢あおいと神崎美月はヘリコプターに乗ってスターライト学園に戻ろうとしていました。美月が前の席で寝ている中、いちごとあおいは彼女が仕事中すごかったことを小声で褒めます。
「衣装を何でも着こなせる美月さん、すごい!」
これはあおいが言いました。
「ボーイッシュな衣装も虜になったよ」
いちごも両手を組んで寝ている美月を見つめ、微笑します。
「あのー、すみませーん」
ヘリコプターの副操縦士席に乗っていた男性が恐る恐るいちごたちに声を掛けました。
「あ、はい」
「はい」
いちごとあおいが笑顔で返事をします。
「目的地の学園に到着致しましたよー。降りて下さーい」
「分かりました、降りまーす。美月さーん、着きましたよー」
「美月さーん」
いちごとあおいが美月を起こし、3人は急いでヘリコプターから降りました。その後、周りを見渡すと、スターライト学園ではない場所でした。
「ここ、スターライト学園じゃない」
「え!?」
「ヘリコプターの中に戻らないと」
いちごたちが振り返ったときには、ヘリコプターは行ってしまっていました。