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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第12章 まさかまさかの三角関係


−緑谷side−



「わりぃ…」
「それはこいつが!!……いや、悪い」


あくあちゃんが大声で反論した後、
先程までの重い空気感は
色んな意味で一気に変化した。


(それにしても…あのかっちゃんが反論をやめたなんて)


何か言われたら誰にでも
とりあえずキレるような性格のかっちゃんが
反論を止めるだけでも意外なのに
さらにまた謝るという意外すぎる行動を
目の当たりにしてさっき廊下で聞いた
あの会話はガチなんだ…と思わせられる



「うおおおすげえ、あの爆豪が反論やめて謝ったぞ…!!」
「これは…爆豪も轟も結構ガチだな!?」



「そういえばさ!あくあちゃんの個性すごかったよね!?」



やっと空気が軽くなったところで
芦戸さんが放ったこの一言。

お陰で空気と一緒に話題も変化した


「爆豪に向けて放ってたあの水の渦みたいなやつとか凄かったよな〜!」


あれはたしかに凄かったと思う


攻撃を素早く避けるのが得意なかっちゃんでも
避けることに間に合ってなかったし、
スピードだけじゃなく威力も
ものすごい勢いだった


「そん時までどっちかといえば勝ってた爆豪が初めてモロに攻撃くらってたもんな」

「うるせぇっ!!」

「爆豪ちゃんて、キレてばっかだから人気でなそ」


かっちゃんがキレると同時に
蛙吹さんが言った


さっきまでの会話で
ヒーローは人気も大事だよね
みたいな事を話していたからだろう。


「んだとコラ出すわ!!」

「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇ」

「てめぇのボギャブラリーはなんだコラ殺すぞ!!」



かっちゃんがイジられてる…!!
信じられない光景ださすが雄英…。


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