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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第11章 テメェを俺に惚れさせる







『へ……?』





多分「は?」と「え?」が混ざって
「へ?」になったのだろう言葉を発して
思わず私はぽかんと口を開けた




“……テメェを俺に惚れさせる”



え……??

え???

待って待って、意味がわからない。




私は思考停止状態で固まったままだ


そんな私が言葉の意味を
理解するのを待つように目の前の
爆豪くんも黙ってじっと私を見ている。



私の自意識過剰とかじゃなければだけど……だって、それって…


出会ってすぐとはいえ
爆豪くんいつも怒鳴ってるし
口は悪いしちょっと怖いとこあるけど

チャラいって感じではないし
嘘でこういう事したり
言ったりするような人とは思えない。



『それってつまり…………』



私が疑問の答えを出そうとした時、
頭の後ろに手を回され爆豪くんの胸に
頭をうずめるような形で抱きしめられる。

どう反応すればいいのかわからず
私の両手は行き場を無くしている


と同時にこの静かな空間で
抱きしめられているせいで
爆豪くんの心臓の音がはっきりと聞こえる



(爆豪くんの心臓の音…私と同じくらい速い…。)



「…流石にもうどういう意味か分かったよなァ?」

『えっと…あの…はいっ…』



抱きしめられたまま耳元でそう言われ、
私はしどろもどろに答える。



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