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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第10章 学級委員長争奪戦!


−あくあside−



焦凍くんと共に学校へと走っている最中、
私は今日見た夢を思い出していた


どんな夢だったかはよく覚えていないけど
どこか懐かしいような、そんな夢。



『あーーーやばいあと2分しかない!!』

「急ぐぞ」

『うん!……ふふっ』


現在地は雄英高校の昇降口
あと少しで教室に到着だ。

だが昇降口の前にかかっている時計が
残り2分という事を伝えてきていて、
校舎に入ってからも全力ダッシュ

遅刻寸前で焦っているはずなのに
何故かこの状況が楽しくなってきちゃって
ついふふっと笑ってしまう


高校生ならたまにあると思う。
怒られてるの見ると笑っちゃうとかそういうやつ。



「何で笑ってるんだ?」

『んー?ちょっと楽しいなって思っちゃって!ほら、もう着くよ!』


そうやって話してるうちに
A組教室前に到着。


私はA組の扉をおもいっきり開ける



『ギリギリセーフ!』



教室内の時計に目をやると
チャイムまであと1分
ギリギリセーフだ。


だが、あまりにも勢いよく
ドアを開けたせいで
一瞬教室内が静まりかえる。



「お前思いっきり開けすぎだろ」

『あ、ごめん思いっきり開けすぎた…あはは…』



我に帰るとちょっと恥ずかしくなった私は
そそくさととりあえず
自分の席に荷物を置きに行く。



「てか、お前ら一緒に登校してきたの?」


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