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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第5章 戦闘訓練!!


−緑谷side−


「格好から入るってのも大事なことだぜ少年少女!自覚するのだ、今日から自分はヒーローなんだと!…さぁ、始めようか有精卵ども!!戦闘訓練のお時間だ!」


A組の皆はグラウンドβに
コスチューム姿で集合していた。

(みんな似合ってるなぁ)

「あデクくん!かっこいいね、地に足付いた感じ‼︎」

声をかけられた方を見ると
ヒーローコスチュームを着た麗日さんがいた

「麗日さ…うおお…!」

「要望ちゃんと書けばよかったよ、パツパツスーツんなった…」

「ヒーロー科最高」

あはは…
と苦笑いする麗日さんをみていた峰田くんが
隣で何かキメ顔で呟いている
けどとりあえず僕に同意を求められても困る。

そういえばさっきから
あくあちゃんの姿が見当たらない。

(あくあちゃん以外はみんなここに到着してるみたいだし、どうしたんだろう?)

「そういえば、あくあちゃんってどこにいるか知ってる?」

「ん?あくあちゃんなら何か用事があるから先行っててって…」



『私がどうかしたの??』



麗日さんが答えてくれたのとほぼ同時に
後ろからあくあちゃんの声が聞こえた

各々がコスチュームの感想を言い合ったりしてあれだけざわついていたにも関わらず彼女の声はすっと僕の耳に入ってくる。

「って、どうしたのあくあちゃん?!びしょ濡れじゃん?!」

振り返ってみると
コスチューム姿のあくあちゃんがいた

しかも何故か全身びしょ濡れの状態で。

それに気づいたクラスメイト達も
こちらを見ている
雨なんて降ってないし
どうやったらこうなるのだろうか。

『いやぁ、ちょっと個性の出力調整ミスっちゃって…』


個性…
僕は治癒の個性しか見たことがなかったけど
この前保健室にいた時
他にも出来ることがあると言っていた。

(水系の個性ってこと…?)



とりあえずそれよりも1つ言わせてほしい、
あくあちゃん、その格好は…


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