• テキストサイズ

【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第26章 職場体験と波乱の幕開け




 『え、どういう事?』


私は私じゃない…??


「今のあくあは、男の子だ。そうだな…今から君の名前は、ルイだ。」

『え??』

「変装しても中身が女の子じゃ意味がないでしょ。ほら、試しに口調も男の子にして名乗ってみてよ」


名乗ってみてよって言われても…

まぁ確かに、男装して変装しても
“私”とか言ってたら意味ないけどさ


『お…俺の名前はルイ、よろしくな!』



…………。



何となく、少し声を低くして言ってみた

チラッと啓くんと常闇くんを
交互に見ると
何故か二人とも何も言わず私をみている


『え、ちょっとなんか反応してよ!!』


「いや、思っていたより違和感がないなと…」



啓くんよりも先に、常闇くんが口を開いた

思ってたより違和感ないって
それ褒めてる???

なんて疑問を抱きつつも
啓くんの方に視線をやる


『啓くん??』


ずいっと近づくと、
私より背が高い啓くんと視線が合った


「…うん、これなら変装もバッチリだね。まぁー可愛さがちょっと抜けきれてないけど。じゃ、パトロール行くから二人は俺を後ろから追いかけてきて」


啓くんがやれと言ったからやったのに
反応薄っ!というかこの人
さりげなく可愛いって言った?!

なんて事を考えてる間にも
啓くんは翼を広げて空に飛び立って
常闇くんはしたから走って追いかけ始めていた


『ちょ、待ってー!!』


私も個性で波を作って
その波に乗るようにして二人を追いかけた
/ 241ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp