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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第26章 職場体験と波乱の幕開け




「おお、思ったより様になってるじゃん」


私があたふたしてる間にも
啓くんはしれっと部屋に入ってきて
ドアにもたれ掛かって立っていた


『なってるじゃん…じゃなくて!これどういうつもり?!』


「……いやぁ、実は最近あくあの情報が裏で出回ってるみたいなんだよね。」


『え……私の情報?』


「…個性とあの事件について。何年も経った今はもう平気かと思ってたんだけどね、あくあの顔と個性を見て勘づくようなヴィランがいたら困るから、一応変装って事」


私の情報が出回ってる……

治癒と崩壊のあの力はなるべく
使わないようにはしているけど

最近はヴィランと戦う事もなかったから
少し油断していた

確かに、私の細かい情報を持っている
ヴィランだっているかもしれない


『そっか…まぁ、それなら納得』

「ま、そこまで心配しなくて大丈夫だよ。何かあった時は俺もそばに居るし」


私の頭をポンっと撫でた啓くんは
「ほら、行くよ」とドアを開けた




『っていうか、啓くんの事務所って福岡じゃなかったっけ?』

「うん、事務所は福岡だよ。今は出張でこっちに来てるからこの場所は一時的に借りてるって訳」

『そういうことか!』



そんなこんなで、啓くんと会話している間に
常闇くんも着替え終わったみたいで
早速パトロールに出発した。



「ところで海波…さっきから気になってたんだが…その格好は何だ?」


そして常闇くんに
私の格好についてもツッコまれる


『ちょっと、色々事情があってね…』


「あ、そうだ一つ大事なことを忘れてた。今のあくあはあくあじゃないよ」


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