第4章 ヒーロー科と新たな出会い
–轟side–
この教室内に突如現れた海波は
昨日俺が保健室で会った少女だ。
いきなり教室に入ってきたと
思いきや爆豪と言い合いをし始め、
やっと落ち着いたかと思えば
今度はクラスの奴らに囲まれている。
隣の席が空席なのはおかしいと思っていたが、まさかこのクラスにもう1人メンバーがいたとは。
『確か、轟くん…だよね?お隣よろしくね!』
「あぁ、よろしくな」
そう言ってみんなとの自己紹介を
済ませたあくあは隣の席へ座った。
この時の俺は数日後に
あんな事になるなんて想像もしていなかった
まさか、彼女が本当に
あの時の女の子だっただなんて