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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第26章 職場体験と波乱の幕開け




私の過去とか事情を
知ってるプロヒーローは結構いるけど

わざわざ職場体験に受け入れてくれるような
事務所なんてあるかなぁ?と疑問だったし、
渋々受け入れてくれたのかと不安だった



「いやーホント久しぶりだね。いつぶりだろう?」


『1年ぶり、とか?』


「海波、ホークスと知り合いなのか?」



私と啓くんの会話を見ていた常闇くんが
不思議そうな顔で私に問いかけた




『うん!色々あってよくお世話になってたんだ』





啓くんとは4年前に初めて会った。



あの日の私は個性の特訓をしていて、

勿論あの頃は個性の特訓だなんて
したくなかったけど
時々練習しておかないといざという時に
使えなくなってしまったら困る
という理由で定期的に個性の使用は
しざるを得なかった。


個性で波に乗って移動する練習をしてた時に
一度空から転落しそうになって、

その時偶々通りかかった啓くんが
転落しかけた私を助けてくれたのだ


ヒーロー界隈では私の存在は有名な話で
それからというもの、
練習をしていると時々啓くんが
手伝いに来てくれるようになった


私は嬉しかったけど

でもきっと、
啓くんが世話を焼いてくれていたのは、
私がこの個性を持っているから



どうせ国やヒーロー公安委員会だとかから
私の監視でも命令されてたんだと思う



だからこの職場体験で
私を受け入れたのもきっと____
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