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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第26章 職場体験と波乱の幕開け


–あくあside–



『んー、地図だとここのはずなんだけど…こんな所に事務所あったっけ?』



翌日からは風邪もすっかり治って
職場体験の期間に入っていた


結局あの後勝己くんからは
何も言われなかったし、
焦凍くんが言ったあの言葉の意味も
分からないままだ



『まぁ職場体験が終わるまで2人には会わないだろうし、考えるのやめよ…』



そして今私は職場体験先の場所に来ているのだが
目の前にある建物、かなりボロい


『失礼しまーす…』


ガチャっと目の前の扉を開けて中に入ると
ボロい外装とは違って
内装は綺麗に整えられていた

広間のような場所でオレンジ色の絨毯に
真ん中には茶色の大きなソファー、
端にいくつか個室もあるようで
その他設備もかなり綺麗だ



「あ、久しぶりーあくあ。待ってたよ」


『……え、啓くん?!』



そして奥のソファーにはプロヒーローの
ホークス__啓くんが座っていた

隣には同じクラスの常闇くんもいる



『そっか、私を受け入れてくれる事務所って、啓くんのとこだったのか…!』



___遡る事2日前


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放課後、消くんに職員室に来るように言われて
住所と地図の書いてある一枚の紙を渡された

「あくあ、職場体験先の事だが、お前はこの場所に行くといい」

『これ、どこの事務所?っていうか私、職場体験行って大丈夫なの…?』

「あくあの事情を知った上で承認しているから平気だ。まぁ行けばわかる」

『…消くんが、そう言うなら良いけど…』

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