• テキストサイズ

【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第25章 ホントは分かっていたとしても





『……その先は…言わないで…。今の私にはまだ、答えられない』


「どういう意味だ」



そりゃそうなるよね
告白を遮られるとか訳がわからないと思う



『…ごめんっ!』


「おい!」



かと言って理由を話すわけにもいかず
思わず走って逃げてしまった



『…私っ…分からないよ…』



校門から学校の外に出て
後ろを振り向かず全力で走る


好きとか、付き合うとか
やっぱり私には無理

だって、それって
その相手は特別になるってことじゃん



『特別………』



私にとって特別な人は…
消くんだけで良かったのに



『……ケホッ…ゴホッゴホッ……やばい、
頭痛い…』



家まで走った後、
ドアを開けた途端に気が抜けたのか

気にしないようにしていた症状が
一気に襲いかかってきた



/ 241ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp