第25章 ホントは分かっていたとしても
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結局、
1位 爆豪勝己
2位 轟焦凍
3位 常闇踏陰
飯田天哉
という結果で体育祭は幕を閉じた
飯田くんは“兄が敵にやられた”
と言って早退してしまった
体育祭後二日間は休校、
体育祭で得たプロからの指名を
後日纏めて発表される
……まぁ、私は体育祭参加してないし
期待しても指名なんて来ないだろうけど
「おい」
『…勝己くん』
体育祭が終わり、
学校から帰宅しようと歩いていた時
校門の前で横から声をかけられた
「……こんな一位、納得はしてねぇが、一位は一位だ。昼の件、忘れたとは言わせねぇぞ」
流石勝己くん
私の行動は全部お見通しだったようで
体育祭が終わった後
私は即帰ろうとしたのに
校門で遭遇してしまった
あの時言われた言葉の返事は
今の私には出来そうにないから…
『…忘れて、ないけど』
「あくあ。…俺はあくあの事が好_」
『…待って!』
だから、
その先の言葉を聞くのが怖くて
勝己くんの言葉を遮った