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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第4章 ヒーロー科と新たな出会い


–あくあside−


『あれ、出久くん?!』


そこには出久くんの姿があった

ということは、この教室は
ヒーロー科だということが見当つく。



「いっ、いやあくあちゃんとは1年前からの知り合いで…!」

『そうそう、ヒーロー目指してる仲間!』


仲間、というよりライバルだろうか
たまに一緒に特訓していたからか
ヒーロー目指す者同士
お互いを高め合っていく、
そんな関係だった。


「てめぇ、なんでデクと…」

『どうして君が怒ってるの?!』


「ヒーロー目指してるって、君もヒーロー科?」


『…私は__________






「彼女はこのクラスの一員だ」






私が答えようとすると
被せるように言葉がかかってきた
その声の主は、相澤消太
A組担任である。

気づけばHRの時間になっていた
そして彼がここにいるということは
必然的に私は
このクラスだということが見て取れる。


『えっ、まって、私このクラスなの?!』

「そうだ。お前の席もある。」


相澤が指さしたのは一番後ろの席
昨日保健室で会った轟くんの隣だ

そしてこのクラスということは
目の前の失礼な子も同じクラスというわけで…



『えー、君と同じクラスかぁ』

「なんか文句あんのかよ!!俺だっててめぇと同じクラスなんて最悪だ」



私と先程討論していた彼と
また討論が再開しそうになった時、
相澤が止めに入った。


「お前ら、もう仲良くなったのか」


消くん、どう見ても
仲良くないと思うよ?!

消くんのことだから
「ここはヒーロー科だぞ」とか
「合理的にいこう」とか
言ってきそうなのに、

(相手が私だからなのかな?)



『仲良くない!!』
「仲良くねェ!!」






「「「息ぴったりじゃん…」」」


そう思ったクラス一同であった

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