• テキストサイズ

【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第4章 ヒーロー科と新たな出会い


–緑谷side−


何事かと思いきや、
突然A組教室で討論が始まった。
それも、かっちゃんとあくあちゃんの


あくあちゃん、初めて会った時から
肝が据わってるとは思っていたけど、
あのかっちゃんを相手に
全然動じないなんてすごすぎる…




「あの子、爆豪相手に討論してる…」
「ていうかめちゃくちゃ可愛くね?!」
「爆豪珍しく押し負けそうになってるし」



そんな感想がちらほら聞こえてくる
多分A組全員が思っているであろうことは
“あの爆豪と討論している”ということだ。

初対面だろうがなんだろうがとりあえず
爆破して勢いで押し勝つような人に
知らない美少女が全く動じず言い返している。






「……あーーーーもうわーったよ!!さっきは悪かった。拾ってくれてどうも」

ついに諦めたかっちゃんが
あくあちゃんに謝ってお礼を言った

(あのかっちゃんが女の子相手に折れた…!?)

相変わらず愛想は悪いが
あのかっちゃんにその言葉を言わせるなんて


「さすがあくあちゃん…」

『あれ、出久くん?!』


討論がおさまってホッと息を撫で下ろすと、
あくあちゃんが僕の名前を呼んだ。
同時にかっちゃんとあくあちゃんに
向いていた視線も僕の方へ向かってくる。



「「「出久くん!?!?」」」



「おい緑谷!この美少女と知り合いなのか?!」
「お前はきっと、仲間だと思ってたのに…」

/ 241ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp