第24章 雄英体育祭の始まり
お昼休憩の時間になり、
A組のみんなに会いに行こうと
会場内を歩いていると
前を歩く3人の後ろ姿が目に入った
焦凍くんと………出久くん…??
と勝己くん?!?
どこか険しい顔で歩く焦凍くんと
不安そうな顔でついていく出久くん、
そして何故かコソコソと
後ろから追いかけている勝己くんだ。
え、どういう状況???
いやいやいや、え?
困惑と好奇心が湧いてきた私は
これは追いかけるしかないだろと思い
勝己くんのように後ろから
3人を追いかける事にした。
少し離れた曲がり角で
曲がったかと思いきや
勝己くんがすぐ側の壁に
寄っかかっていた
『ねえさっきから何してるの勝己く________』
「黙れっバレるだろが」
勝己くんに話しかけると
話しかけた瞬間口を塞がれて
壁に追いやられる
『ちょ、何?!』
「お前…オールマイトの隠し子か何かか?」
口を塞がれたその手を
どけようともがいていると
壁の向こうから聞こえたのは
焦凍くんと出久くんの
話声だった。