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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第4章 ヒーロー科と新たな出会い



翌日。

昨日は授業を受けなかったが、
今日から私もちゃんと授業を受けるつもりだ

そして今私は、
何故かツンツン頭の男の子と討論をしている



『ちょっと!!思いっきりぶつかってきておいて謝罪のひとつもないの?!』

「あ?何で俺がてめーに謝んなきゃいけねんだよ」


さっき下駄箱で靴を変えている時、
この目の前の男の子が通りすがりに
ダッシュで思いっきりぶつかってきた

悪意はなかったにしろ何も言わずに
行ってしまうのは違うと思う。

なにより、

『それに、落とし物を拾ってもらったらありがとうでしょ?!』



「は?」



私の手には彼がぶつかった時に
落としたであろう彼の家の鍵があった

別に拾わずスルーするという手もあるが
こういうのは見つけちゃったからには
拾わないと気が済まない。


『ほら、謝ってくれたら返してあげる』

「なっ…」




「ブッ…なんだそれ、お母さんかよっ」
「おい上鳴っ!」




「は?」
『えっ?』




声のする方見ると、黄色い髪の男の子と
赤髪の男の子がたっていた。
というか、その場にいる全員が
私達の方を注目していた。


『えっ?ここどこ?いつのまに!』


下駄箱で会った目の前の男の子を追いかけて討論していたら気付かぬうちに知らない教室の中に入ってきていたみたいだ。

「てめぇ教室まで追いかけてくんじゃねぇっ!!」

そう怒鳴ってきた彼は
手から爆発のようなものを出して
手のひらの中でバチバチさせている

きっと彼の個性だ。


『だって!じゃあこの鍵いらないの?』

「っ返せ!!」

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