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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第21章 次の訓練は1対1





「さあ、今日の訓練は1対1の対人戦闘訓練だ!!一週間後にせまる体育祭にも備えて、全力で戦ってくれ!」


訓練場に到着すると
オールマイトと消くんが待っていて
オールマイトの言った“体育祭”という言葉に
クラスメイト達は燃えているようだった



「そういえば、前回の訓練は建物とか障害物が多かったけど、今回はそういうのはないんだな」

「確かにそうね。障害物どころか本当になにもないみたいだし…」


言われてみれば今いるこの場に障害物はない
あるのは一面に広がるコンクリートの地面



「今回は建物などの狭いところではなく、広い場所で敵と戦う技術を身につける訓練だ!障害物の破損を気にしなくていい分思う存分自分の個性を発揮できるぞ!」



広い場所で戦う…

私の個性はどっちかと言えば
広い場所向きだと思う

周りに何もないなら出力ミスっても大丈夫だし

でもその分相手もどんな攻撃を
仕掛けてくるかわからないし
メリットとデメリットの両方がある。



「ハッ個性使い放題なら余裕だわ!」

「爆豪くんすごい自信…」

『でも、勝己くんの個性は広いところの方が向いてるもんね』



間近でみた事があるからこそわかるあの迫力
勝己くんの個性は建物の被害とかを
気にしなくていい場所では結構最強な気がする


勝己くんは誰に対しても容赦しなさそうだし、
今回は出来れば当たりたくないなぁ…
まだ個性を安定して使えてないのに
あの個性に張り合うのは結構きついと思う



「それじゃあ、今から戦闘ペアを発表する!今回はあらかじめこちらで決めておいたものに従ってもらうぞ!」



目の前に提示された表、
その中にあるのは


“第4回戦 海波 VS 爆豪”


の文字。



(……相変わらず伏線回収早いな私)


と心の中でツッコみたくなる。



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