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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第21章 次の訓練は1対1


−あくあside−


「今日は1対1の戦闘訓練だよね〜、なんか緊張するなぁ」

「そうだね、でも1対1って事はみんなの個性をよくみれるチャンスかも…!なんとなくはみんながどんな個性をどう使っているのか分かってきたけどチーム戦が多くて個人をじっくり見る事は少なかったから結構楽しみにして__________」

「デクくんまたブツブツモードはいっとる…」

『あはは…個性とかヒーローの事となるといつもこんな感じだよね』


コスチュームに着替えた後、
私はお茶子ちゃん達と一緒に
戦闘訓練が行われる訓練場に向かっていた。


消くんも来るみたいだし、
きっと大丈夫だよね…。
今日の訓練、頑張ろう!


「…おい、あくあ」


と意気込んだと同時に焦凍くんが後ろから
何故か控えめにな声で私の名前を呼んでいた。


『ん?どうしたの?』


「いや、その…」


『…???』


焦凍くんは何か言いたげだけど
一向にそこから先を言おうとしない。


「…ちょっと来い」


『えっ?本当に何?!』


訳の分からないまま焦凍くんに腕を掴まれて
そのまま近くの建物の影に連れて行かれた。


『どうしたの?わざわざこんなとこまで来て』


「……後ろ、見えてる。」


『へ?』


私から目を逸らすように
そう言った焦凍くん。


後ろ…
見えてる…
???


『あっ!?もしかして…!』


この言葉を聞いた後
私は更衣室から出る直前の
出来事を思い出した。

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