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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第20章 そんな事、頼んでないのに


–あくあside–



そうして今に至るのだが…



「何の事だい?君に除籍宣告なんてしないさ。今回集まってもらったのは君の個性の制御の話をする為だ」


根津校長はサラっとそう言った。

ひとまず除籍宣告ではないと分かって
安心したけど、

“君に除籍宣告なんてしない”

この言葉を聞いて
なんだかズキっと心が痛むような気がした。





私の立場は普通のヒーロー志望の高校生とは違う


だから絶対除籍は出来ない


そう言われてるみたいに感じてしまう。






『私の個性の話…でも、じゃあどうしてここに出久くんと焦凍くんと勝己くんもいるんですか?寧人がいるのは分かるけど、3人は関係ないですよね?』




なんとなく嫌な予感はしている


私の個性の話をするのにここにいるということは
少なからず私の個性についての情報を
共有するということで、




「あくあ。…これはお前が望まない事だってことは分かってる。だから落ち着いて聞いて欲しい」




消くんにそう言われ、
私以外のこの場にいる人達で何か一つ
話が進んでいるということが嫌でも感じ取れた





きっとそれは私に拒否権なんてないってことも。





「緑谷、爆豪、轟には、あくあの個性制御のサポート係になってもらう事になった」




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