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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第20章 そんな事、頼んでないのに


–あくあside–



「…あくあ、起きて」

『……??』



寧人が私の名前を呼ぶ声が聞こえて
そっと私は目を開けた


(あれ…私、また寝ちゃってたのか)


目を開けると、さっきまで見ていたはずの景色が何故か変わっていた。


空き教室にいたはずなのに
周りを見渡すと私はソファーの上に寝ていて
おまけに消くんと
クラスメイト3名の姿も目に入った。


(…この部屋は確か仮眠室、だっけ)



『……って校長先生?!』



私は開いたばかりの目を擦りながら
そっと起き上がりもう一度部屋を見渡すと
消くんの隣には雄英高校の校長、
根津校長が立ってる事に気がついた。






「やあ、こうやって話すのは初めてだね、海波あくあさん」



『はじめ、まして…?』





突然校長が現れたもんだから
少々緊張している自分がいる。


(個性暴走の件で除籍処分です。とか言われないよね?!)


入学前はこうやってヒーローを
目指す気なんてなかったから
除籍してくれたら私にとって好都合!
とか思ってたけど
今はヒーローを目指すと決めたし
それだけは絶対嫌!!



『えっと〜…私に何か用でしょうか??…まさか除籍宣告とか言わないですよね?!』



恐る恐る私はそう尋ねた。


何故私はここにいるのか、
それは、遡ること10分前



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